薬ネット通販 サービス磨く、テレビ電話・チャット駆使
一般用医薬品(大衆薬)のインターネット販売を認める改正薬事法の6月施行を見据え、ネット通販業者やドラッグストアなどがサービスを強化している。アスクルはヤフーと共同展開するネット通販「ロハコ」で、チャットやテレビ電話で顧客に対応。ウエルシアホールディングスは店頭での買い方を意識した通販サイトを展開している。配達時間の短縮など消費者の利便性を高めるサービスを磨く動きが広がりそうだ。
■アスクル、相談体制を強化
アスクルは昨年末に相談体制を新たに設けた。利用者が電話やメールだけでなく、テレビ電話やチャットでも相談できるようにした。東京と大阪の2店舗に常駐する6人の薬剤師が交代で、午前10時から午後10時まで相談を受けつける。同社の吉岡晃取締役は「ネットでも相談しながら薬を買えるようにした」と話す…
ドラッグストアのウエルシアホールディングスが運営する通販サイト「ウエルシアドットコム」。症状ごとに薬を表示して、利用者が自分の症状にあった薬を選びやすくしている。
例えば、風邪であれば「熱やのどの痛み」といった症状から薬を選ぶようにする。風邪といっても症状によって薬は異なるため、サイトに羅列してある風邪薬を利用者が選び出すのは難しい。そこで、ドラッグストアなどの店頭で多い相談をもとに薬を分類して、サイトに表示している…
ドラッグストア最大手のマツモトキヨシホールディングスが今春にも都市部を中心に翌日配送を始める方向だ。イトーヨーカ堂も昨年11月からネットスーパーで注文から最短4時間で配達するサービスを始めた。配送時間の短縮競争も今後は激しくなることが予想される。
■相次ぐ参入、「第2類」価格下落目立つ
大衆薬のインターネット販売が実質解禁となった2013年1月の最高裁判決を受け、大手小売りや中小薬局による参入が相次ぎ、競争が激しくなっている。
昨年春にはイオンがネットスーパーで解熱鎮痛剤「バファリンA」など比較的副作用リスクのある第2類医薬品の販売を始めたほか、13年7月にはドラッグストア最大手のマツモトキヨシホールディングスも通販サイトで取り扱いを開始。同年9月にはアマゾンジャパン(東京・目黒)も自社サイト内に出品している店舗が取り扱う形で参入した。
大衆薬の市場規模は現在、小売りベースで約1兆円にのぼる。なかでも、第2類の市場規模は約6400億円で最も大きく、副作用リスクの低い第3類に加えて、第2類の扱いを広げる事業者が増えている。電通総研は、大衆薬のネット販売は将来的に、最大2400億円規模に拡大すると試算している。
出典:日本経済新聞
以下、Twitterでの反応
【紹介】弊社関連会社のASKULが運営するショッピングサイト、ロハコの医薬品販売の相談体制の取組が紹介されています。東京と大阪の2店舗に常駐する6人の薬剤師が交代で、朝10時から夜10時まで相談を受け付けています。 http://t.co/bt2KS2ABDZ #lohaco
— ヤフー政策企画 (@YJ_PublicPolicy) 2014, 2月 12
いまの所はケンコーコム、ロハコの2強かな。
ビックカメラとかヤマダ電機も参入するみたいだしレッドオーシャンですね。