第3回薬剤師レジデント交流会、薬剤師レジデント、39病院が募集―薬物療法専門薬剤師も視野
新たな卒後臨床研修プログラムとして、2014年度に薬剤師レジデント制度を運用する病院数は前年度から3施設増えて39施設に達することが、21日に神戸市内で開かれた第3回薬剤師レジデント交流会で、橋田亨氏(神戸市立医療センター中央市民病院院長補佐・薬剤部長)が報告した。同制度の修了者は通常よりも内容の濃い研修を受けたとして、日本医療薬学会の薬物療法専門薬剤師の認定に必要な5年以上の研修期間が通常より短縮されるように、働きかけを強めていく。
薬剤師レジデントとはもともとは国立がん研究センター独自の制度で、
病院での薬剤師業務とがん薬物療法の知識習得を目指して作られた制度です。
国立がん研究センター東病院の説明を見ると以下のように記載されております。
内容
指導薬剤師のもとに薬剤業務や病棟業務に従事します。さらに、がん専門薬剤師の指導のもと、勉強会、業務報告会や症例検討会等を開催しています…
期間
期間は3年です。修了時にはレジデント修了書が発行され、がん薬物治療認定薬剤師の受験資格のひとつを満たすことができます…
レジデントの業務について
レジデントの業務は主に、薬剤部での薬剤業務と、病棟や外来での薬剤管理指導業務に分かれます。薬剤業務では、薬剤師としての一般的な知識と技能、そしてがん医療における薬剤師の役割を身につけます。薬剤管理指導業務では、がん薬物治療および緩和ケアに関わる全ての診療科をローテートし、がん医療の標準的治療を学びます…