スギホールディングス株式会社(2013/3/1~2014/2/28)
売上高 | 経常利益 | 当期純利益 | 総資産額 | 自己資本比率 |
---|---|---|---|---|
365,200 | 21,865 | 12,860 | 182,272 | 63.0% |
トヨタ自動車の本拠地である愛知県豊田市に隣接する安城市にスギホールディングス株式会社がある。スギホールディングスの運営するスギ薬局は中部地区を中心に関東と関西にも出店網を広げて目下勢力拡大中で、ドラッグストアチェーンの中ではマツキヨ(売上高4953億)サンドラ(売上高4478億)に次ぐ業界第3位であります。業界3位で売上高も店舗数も右肩上がりのスギホールディングスではあるが上位2社がそれ以上の勢いで成長している為、その差は年々広がっているのが現状です。
スギホールディングスのセグメント別業績を見ると調剤併設型の店舗が半分以上の割合を占めています。調剤併設型店舗の売上高は2,891億円で営業利益は182億。スギホールディングスは調剤併設型店舗の一店舗あたりの売上を最大化する為にイオングループも真っ青のスクラップ&ビルドを繰り返している。2013/3/1~2014/2/28の間に63店舗の新規出店、17店舗を閉店した。また、改装した店舗の数は111店舗で全店舗の10%以上にも上る。
スギホールディングスでは今年の頭に2人の大物役員が退任した。1人はダイエー出身の大田貴雄氏(スギホールディングス取締役兼スギ薬局会長)で、もう1人は西友出身の塚田秀彦氏(スギホールディングス執行役員人事・総務本部長)です。また、セゾングループの成長を牽引したと言っても過言ではない業界の大物・渡辺紀征氏(スギホールディングス取締役兼スギ薬局特別顧問)も2014年2月28日に退任した。この人事が今後の業績にどのような影響を及ぼすのか非常に興味深いところです。