2014年3月27日に提出されたアース製薬の有価証券報告書によると
平成25年1月1日〜平成25年12月31日までの売上は1357億円(前年比8.2%増)
純利益も29億8600万(前年比73.5%増)と大幅な増収増益。
アース製薬株式会社(2013/1/1~2013/12/31)
売上高 | 経常利益 | 当期純利益 | 総資産額 | 自己資本比率 |
---|---|---|---|---|
135,737 | 6,469 | 2,986 | 85,796 | 50.6% |
害虫に立ちはだかる強大な組織としてその名を馳せるアース製薬。殺虫剤部門だけで498億円もの売上をあげております。そんなアース製薬が誇る殺虫剤はゴキジェットプロ、ダニアース、アリの巣コロリ、ゴキブリホイホイ、バポナうじ殺し、ネズミホイホイ、ハチアブマグナムジェット、アースしらみとりシャンプーなど名前を挙げ出したらきりがありません。
アース製薬で殺虫剤の次に売上をあげているカテゴリはアクアフレッシュ、モンダミン、シュミテクト、ポリデントなどのオーラルケア用品で売上は321億円。このカテゴリの商品に関してはグラクソスミスクラインが製造しており、アース製薬は発売元という立場になっています。
アース製薬でもう1つ忘れてはならないカテゴリが入浴剤。もともと藤原紀香のセクシーなCMが話題になった「バスロマン」を製造販売していたアース製薬ですが、2012年に株式会社バスクリンを買収した事によって「きき湯」「バスクリン」「日本の名湯」と言った知名度のある入浴剤も手に入れております。「バスクリン」は株式会社ツムラが発明した入浴剤で株式会社バスクリンも2008年まではツムラの子会社。アース製薬本体と子会社のバスクリンを併せた入浴剤の売上は168億円。
殺虫剤、オーラルケア、入浴剤と3つの柱で奇麗な事業ポートフォリオを形成していますね。ちなみにアース製薬は1970年に大塚製薬が資本参加しており大塚グループの一員です。