国内医療薬市場 10兆円に迫る がん、糖尿病、血栓、リウマチの新薬で成長 IMS調べ
IMSジャパンは2月20日、2013年1~12月の国内医療用医薬品市場の動向を発表した。医療用医薬品の売上(薬価ベース)は計9兆8466億4100万円、前年比3.1%増で、抗腫瘍薬、糖尿病治療薬、抗血栓症薬、リウマチなどに用いる免疫抑制剤が市場全体をけん引した…
◎第一三共、ファイザー、イーライリリー、ヤンセンが2ケタ成長
企業別の売上ランキングを見てみる。医薬品卸に製品を販売し、その代金を回収する機能を持つ「販売会社」ベースでは、上位5社の顔ぶれは変わらず、トップから武田薬品(7048億7800万円、1.1%減)、アステラス製薬(6534億6100万円、1.1%増)、第一三共(5739億4500万円、11.2%増)、田辺三菱製薬(4082億7500万円、0.3%増)、中外製薬(3980億8500万円、0.2%減)――となった。このうち2ケタ成長した第一三共はARBオルメテック、PPIネキシウム、認知症用薬メマリーなど主力品の売上増が企業業績をけん引した。
上位20社中で第一三共のほかに2ケタ成長したのは、8位のファイザー(3856億2300万円、14.8%増)、14位の日本イーライリリー(2135億1700万円、15.4%増)、20位のヤンセンファーマ(1430億7400万円、18.8%増)――となる。ファイザーは疼痛用薬リリカ、骨粗鬆症治療薬ビビアント、抗がん剤など、リリーは抗精神病薬ジプレキサや骨粗鬆症治療薬フォルテオなど、ヤンセンは疼痛用薬トラムセットなどが好調だった。
市場全体の成長率3.1%を超えた企業は、これら2ケタ成長した4社のほかに、抗精神病薬エビリファイなどが好調だった大塚製薬(2916億3300万円、6.5%増)と、イグザレルト、脂質異常症治療薬ゼチーア、高リン血症治療薬ホスレノールなどが好調だったバイエル薬品(2042億2100万円、7.6%増)――の計6社となる。
出典:ミクスOnline
以下、Twitterでの反応
国内医療薬市場 10兆円に迫る がん、糖尿病、血栓、リウマチの新薬で成長 IMS調べhttps://t.co/ckTLKQPvwo 免疫が落ちて病人が増えてるってことでしょ? 新薬成で長って・・なんか嬉しそうに聞こえるけど。
— まきひめ (@makihime) 2014, 2月 21
外資系は集計外ですか?“@yakuzaishist: 9兆8466億の国内医療薬市場、売上順に武田薬品、アステラス製薬、第一三共、田辺三菱製薬、中外製薬 http://t.co/qw7yyoSJ2S”
— 中津川亮 (@nakatsu28) 2014, 2月 24
9兆8466億の国内医療薬市場、売上順に武田薬品、アステラス製薬、第一三共、田辺三菱製薬、中外製薬|薬剤師転職ST http://t.co/UFMobLeQvP 抗がん剤高いよー!びっくりするよ!
— chizuru (@339_6oo2) 2014, 2月 24
ユニクロの売上が1兆1430億円だからその約9倍の市場規模。
20兆円と言われるパチンコ市場の約半分の市場規模。