イオン、ウエルシアHD株式過半数取得へ
[東京 14日 ロイター] – イオン<8267.T>は、2015年2月をメドにウエルシアホールディングス<3141.T>の株式過半数を取得し資本提携を強化すると発表した。9月1日のウエルシアHDの組織改革完了後、出資引き上げの方法も含めて協議を開始する。
ウエルシアHDの池野隆光会長は会見で「拡大する有望な高齢化市場の真っただ中にいる」と述べ、業容拡大のためにイオンとの資本提携を強化するとした。
また、イオンの岡田元也社長は「イオンは持てる力をすべてウエルシアに提供し、イオンも大いに学んでいきたい」と述べた。
イオンは薬剤師の採用や育成に協力するほか、商品開発や都市型小型業態の開発・展開などで協力する方針。また、イオングループの電子マネー「WAON」を導入する。
ウエルシアHDは、2016年8月期に売上高5000億円、経常利益率4.0%以上、店舗数1500店舗の中期目標を掲げている。
出典:東洋経済オンライン
イオンがドラッグストアを次々と傘下に収めているのはなぜか
日本チェーンドラッグストア協会によれば、総店舗数は1万7563店舗で総売上高はじつに6兆97億円(2013年度)もある。成長著しいコンビニの9.4兆円には及ばないものの、近年ドラッグストアに併設されるなど密接な関係にある「調剤薬局」の市場規模約5兆円を合わせると、一気に形勢は逆転する。
そうした業界動向から考えると、4月14日にイオンが発表したドラッグストア大手のウェルシアホールディングス(HD)の子会社化は大きな可能性を秘めている。
もともとイオンはウェルシアHDの株式に29%出資していたため、子会社化も既定路線だったといえばそれまでだ。しかし、「壮大な業界再編ストーリーの幕開けになるだろう」と予測するのは、流通アナリストでプリモリサーチジャパンの鈴木孝之氏。
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さらに、イオンは『ハックドラッグ』や『れこっず』などを経営して1100億円以上の売上高を誇るCFSコーポレーションも傘下に収めており、同社は神奈川を中心に静岡など東海地方でも勢力を伸ばしています。
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それだけではない。イオンは業界2位で北海道を拠点に全国展開する「ツルハHD」、北陸地方に強い「クスリのアオキ」にも出資している。
これらすべてのドラッグストアを完全にイオン、もしくはウェルシアグループが完全に手中に収めたらどうなるのか。「ドラッグストア業態で1兆円を超す巨大企業が誕生する」(業界関係者)との見立ても的外れではなくなり、売上高約4500億円で首位を走るマツモトキヨシもあっという間に追い抜かれてしまう。
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2014年2月期決算で国内の小売業として初の6兆円超えを果たしたイオン。M&Aを繰り返す拡大路線に危うさを指摘する声も出ているが、ドラッグストア業態に限ればスケールメリットを十分に享受できるほどの存在感を放っていることだけは事実だ。出典:NEWSポストセブン
以下、Twitterでの反応
ドラッグストアはどんどん統合してコンビニぐらいになって欲しい。プレーヤーが多過ぎる / NEWSポストセブン|イオンがドラッグストアを次々と傘下に収めているのはなぜか│
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— 二次会の鉄板 鉄二 (@nijitez) 2014, 4月 16
イオンの筆頭株主は三菱商事
三菱商事はイオン、ローソン、クオール薬局の大株主
ウェルシアが加わった事により
スーパー、コンビニ、ドラッグストア、調剤薬局で
最強のシナジーを生む可能性がある気がします